5月人形の飾り方


5月の行事というと、端午の節句がありますね。奈良時代から行われているという端午の節句ですが、5月人形を飾るようになった由来は、男の子の心身の安全を願い、鎧兜を飾って神社に奉納したことにあるようです。端午の節句で飾る5月人形の飾り方には種類があって、まずは「外飾り」と「内飾り」とに分けられます。「外飾り」とは、文字通り外に飾る飾りのことで、幟旗や鯉のぼりのことですね。それに対して鎧、兜、人形など室内に飾るのが「内飾り」です。「武者人形」とも呼ばれる五月人形ですが、これは、武家が義経や弁慶などの人形を江戸時代の初期に飾ったのが始まりとされます。
5月人形の飾り方について、どういう飾り方が正しいのか疑問に思う人もいると思いますが、雛人形と比べてみると、これが決まり、というのはどうもないようです。五月人形の飾り方は大きく分けて、関東風の平飾り、関西風の大将飾りとあるようですが、どちらの場合も鎧兜を中心として、その左右に弓矢と太刀、後方には屏風などを立て、前方に陣笠と軍扇を配します。最後に、のぼりと吹き流しを飾り、前列左右にかがり火、中央には菖蒲酒とかしわ餅、ちまきを供えると、すべての飾りつけは整います。ただ、最近の傾向ではマンションやアパート住まいも多いので、兜と太刀などを飾るという風に簡素化しています。ちなみに、五月人形を飾る時期は、端午の節句のお祝いに間に合うように、4月中頃すぎあたりから準備して4月末までに終わるのが普通だと思います。



久月の5月人形


端午の節句で飾る5月人形はどこで購入されますか? これはお住まいの地域や、お買い求めの予算などにも影響されると思いますし簡単には決められませんが、近くのジャスコやトイザラスで買うという方や、通販で激安の5月人形を買うという方も多いのではないでしょうか。
また、5月人形はお子様の一生の記念となるお祝いの品ですから、伝統や格式、技術などに信頼できる人形専門店で購入したいという気持ちの方もいると思います。そういう人たちにとって、老舗の看板にはやはり大きいものがあるのではないでしょうか。例えば、創業が天保6年(1835年)と長い歴史を誇っている「久月」は、人形の老舗として五月人形で名高いですね。
久月の総本店は東京浅草橋に構えています。雛人形をはじめ人形の街として有名なところですね。地方の方でも、久月については「にんぎょ〜の久月♪」というキャッチフレーズでおなじみのテレビCMを何度も目にしている方も多いのではないかと思います。雛人形、五月人形で有名な久月の企業方針では、「170余年の歴史と経験を活かした、自然で調和のとれた無理のない商品作りを大切にする」とされています。その格式、伝統を守るという老舗らしさはもちろんのこと、久月では現代のニーズにこたえるために、超一流デザイナーである「ワダエミ監修」シリーズの作品なども用意されています。
また、久月の一部の商品においては、お子様の名前・生年月日を刻印したプレートを付けてくる「Qプレミアム」というものも用意されています。端午の節句のお祝いに、一生の記念となる五月人形を子供に贈りたいという方は、人形の老舗久月の5月人形を一度はご覧になってみてはいかがでしょうか。お近くの久月商品取扱店を訪れてみてください。

兜飾り


端午の節句といえば、男の子の健やかで逞しい成長を願って、料理やお菓子でお祝いをしますが、鯉のぼりや金太郎人形を飾ったりもしますね。そして端午の節句の飾りでは、やはり兜や鎧の飾りも人気があります。伊達正宗や徳川家康などが特に人気がありますね。人形ではなく、鎧兜の飾りを「兜飾り5月人形」などと呼びますが、この「兜飾り5月人形」は、文字通り兜を中心にした飾りで、一般的に弓と太刀の飾りを両側に添えて飾ります。兜飾りはシンプルで飾りやすく、飾る場所や収納スペースをあまりとらないので、部屋が狭い場合も飾ることができます。
鎧兜のことを総称して甲冑(かっちゅう)と呼びますが、兜飾り5月人形では作り方の違いによって「江戸甲冑」と「京甲冑」のふたつに分かれています。どちらの甲冑に決めるかは、甲冑の精巧さにこだわるのか、それとも外観、見た目にこだわるのかが選び方のポイントとなるでしょう。江戸甲冑とは、武家の実戦に用いられた鎧兜と同じ制作技法で作られたものですから、その特徴は落ち着いた重厚感になり、派手な装飾はありません。京甲冑はこれに対して、京都の貴族社会の中で生まれ育った雅なものなので、金箔を用い、装飾金具を組み合わせ、龍の前立てを配した作りになっています。ですから、派手なお飾りが好きだという人は京甲冑を選ぶと良いと思います。そして、鎧兜のリアルな細部の作りや精巧さに関心がある方は江戸甲冑にされると良いでしょう。
その他の選び方のポイントですが、五月人形を実際にご自宅に飾るスペースとのマッチングも大事になります。鎧兜の作りだけではなく、飾り付けるときの屏風や太刀などとのバランスも考慮に入れましょう。あらかじめ実際に飾る場所や収納する場所の広さを調べておいて、購入する際は五月人形の兜飾りのケースのサイズなどきちんと確認するようにしましょう。

5月人形の価格


5月人形の価格相場はいくらぐらいが適正なのか、疑問に思ったことはないでしょうか。5月人形は一生の記念となるお祝いものですから、かなり高額なものもあります。まず、5月人形の相場は、人形の種類によってだいぶ違ってきます。ある程度5月人形の価格の相場を把握してから、人形店を訪ねてみたり、通販で検索するなりしたほうがいいと思います。その上で、人気ランキングなどを参考にしながらどのタイプの五月人形にするのか決めてはいかがでしょうか。
五月人形の種類は大きく分けて、「鎧飾り」「兜飾り」「大将飾り」があります。「鎧飾り」は正統派の飾りで、防具を頭から胸、腰、足まですべて揃えた飾りになります。低価格から最高額までの相場は、7・8万円〜100万円あたりまでと、最も高額な種類になります。
「兜飾り」は、兜のみの飾りになります。兜の大きさは鎧飾りの兜より大きくなり、吹き返しや装飾の金具の精密などで豪華な作りになっています。兜飾りの相場は、5・6万円〜50・60万円までの間になるでしょう。
子供の武者人形に鎧を着せた飾りが「大将飾り」になります。人形と鎧兜が一緒になっていて、高い人気があります。大将飾りの相場は、6・7万円〜30・40万円までの間だと思います。
なお、5月人形の価格は定価がないのが通例となっていて、上記にあげた値段もあくまで目安であります。ご購入の際はご注意下さい。また、人形作りの素材の良し悪しと職人さんの手作業、手間賃が、五月人形の価格を決めるポイントになっています。相場より安い五月人形が一見豪華に見えても、メッキ金具と金箔仕様では価格に当然差が出ますので、激安・格安で販売されている5月人形を購入するときは気を付けてください。また、鎧などの縅(おどし)の作りを見ても、正絹か化繊なのか、縫い付けにどれほど手間がかかっているかといった点で価格が大きく変わってきます。五月人形の見た目の派手さも選び方として大事かもしれませんが、確かなものを購入したいならしっかりとした仕事をする名匠がいる人形店を探して、納得のいく五月人形をお求めになるのがいいと思います。

浅草橋の人形専門店


五月人形を買う場合、どこのお店でお求めになりますか? もしお住まいが東京近郊の方でしたら、一度は浅草橋に行かれてみてはどうでしょうか。浅草橋は「人形の街」などといわれ、浅草橋駅の前には雛人形・五月人形に代表される日本人形の老舗をはじめ実にたくさんの人形店が立ち並んでいます。浅草橋は秋葉原の隣で、JRと都営浅草線とが通じています。ほかにも問屋街の面影がこの浅草橋にはありますね。
さて、五月人形の老舗というと、どんなお店を思い浮かべますか? 代表的なお店をいくつかご紹介すると、まずは、吉徳大光があります。吉徳大光の創業はなんと江戸時代、正徳元年(1711年)にまでさかのぼるといいます。テレビCMにも力を力を入れているようなので、地方の方でもご存知かもしれません。「人形は顔が命」と聞けば、「ああ、あれか」という方も多いと思います。日本で最古の人形専門店の老舗が吉徳大光です。創業から老舗の伝統を守りつづけ、「人形を愛するお客様のために」という理念を持っている人形店の老舗です。そして続いては、人形の久月が挙げられます。人形の久月も、創業はやはり江戸時代、天保6年(1835年)というから、とても古い歴史を持っていますね。吉徳大光に続いて、日本で2番目に古い人形専門店の老舗だそうです。「♪にんぎょ〜の久月」というあまりにも有名なキャッチフレーズはお馴染みですね。
次にご紹介したいのが、原孝洲です。 創業は明治44年(1911年)で、やはりこちらも約100年もの歴史をもつ人形専門店の老舗で、無形文化財となった先代の技術を受け継ぎ、人形作りに打ち込んでいるそうです。さすが「人形の街浅草橋」といわれるように、雛人形・五月人形の老舗が勢ぞろいしていますね。
あと、注意してほしいことがありますが、JR・都営浅草線の浅草橋改札を出て、人形店が立ち並ぶ大通りへ出ると、そこには客引きの人たちが待ち構えています。そしてうまい話を持ちかけてきて、自分のつながりあるお店へと誘導してきます。人形店目当てで多くの人が訪れてくるのを待っているわけですが、甘い誘いには乗らないようにして、まずはご自身の目で五月人形を確かめて選ぶようにして下さい。

端午の節句について


端午の節句は5月5日ですが、端午(たんご)ってどういう意味なのでしょうか。端午とは、もともとは月の初めの午の日のことを言ったそうです。端午の「午」の音が「五」に通じていることから、五が重なる5月5日を端午の節句にしたと言われています。端午の節句のお祝いは旧暦の5月5日にされていましたが、今は一般的に新暦の5月5日に行われています。
端午の節句の飾りには鯉のぼりや鎧兜、五月人形が飾られますが、菖蒲の節句ともいわれて菖蒲湯や菖蒲酒を飲む風習もあります。この由来ですが、端午の節句に男の子の武運を祈るという尚武の精神から、鎧兜、武者人形などが飾られましたが、菖蒲湯や菖蒲酒の「菖蒲」も、武運を祈る「尚武」に音が通じていることから、菖蒲を飾ったり菖蒲湯に入る風習になっているようです。
端午の節句に鯉のぼりを立てるのは中国の故事にちなんでいるそうです。「鯉の滝登り」のゲンをかついで、男の子の祭りに縁起が良いものとされていますし、「まな板の鯉」という言い方があるように、鯉は一度水から上がるとじたばた跳ねない、つまりその潔い姿も「鯉」が縁起物とされていることにつながっています。また、鯉のぼりの吹流しの5色は五行説に由来するそうです。昔から続いている年中行事には、先人たちの教えや知恵が込められているんですね。桃の節句や重陽の節句などの行事を通じて、忙しい毎日の生活の中で忘れがちな家族や親戚、近隣とのお付き合いなど、大切な関係を取り戻すきっかけにもなっているのではないでしょうか。都会で鯉のぼりを見ることは少なくなっていますが、五月人形の鎧兜や武者人形の人気は今も衰えていないと思います。
端午の節句の料理にちまきや柏餅を食べる風習もありますが、子供の日ということで子供が喜びそうな料理やお菓子のレシピなどもあります。初節句だけでなく、おいしい料理はいつでも嬉しいものですが、みんなで楽しいお祝いができるといいですね。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。